次の総理はもう決まっている?【2020年9月自民党総裁選】
次の総理を決めるための自民党総裁選が行われようとしています。
立候補者は菅さん、石破さん、岸田さんの三人です。
投開票の日、すなわち、結果が分かるのは9月14日ですが、実はもう結果は決まっているのだとか。
まず、総裁選ってそもそも何?について説明し、次に今回の総裁選の分析をします。
いや、難しい話はいらないから結果だけ教えて欲しい人は以下からどうぞ
>> 結果だけを知りたい人
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そもそも自民党総裁選って何?
分からない方もいると思うので、ここから説明しましょう。
自民党総裁選とは、自民党という党の中でのトップを決めるという事です。
そして、
- 自民党のトップは、ほぼ首相(内閣総理大臣)になる
ということです。
ほぼというか、100%首相になります。
自民党の一党独裁である日本において、自民党総裁を決めることは首相を決めることとほぼ同義なのです。
正確には総理も兼任する
正確には、自民党総裁になったら内閣総理大臣も兼任する、という表現が正しいかもしれません。
なぜなら、内閣総理大臣を決める規定では『国会において文民である国会議員から内閣総理大臣を指名する(日本国憲法第67条)』とあります。
つまるところ、別に自民党のトップから選ばなければならないルールはないわけですね。
ちなみに、内閣総理大臣の候補者は、今まで流れでいうと衆議院からのみ選ばれています。
規定から見ると参議院から選ばれても問題ないはずですが、これまで流れでは衆議院からの立候補者がほとんどです。
つまり、総理になりたかったら衆議院に選ばれることが大事という訳ですね。
自民党総裁選の選ばれ方
次に自民党総裁の選挙についてです。
選挙の仕方は通常と緊急時の二つがあります。
- 【通常】:国会議員(394) + 全国党員(394)
- 【緊急】:国会議員(394) + 都道府県支部連合会(47×3)
国会議員の394人は、ざっくりいうと、衆議院と参議院の自民党の人数を合わせたものです。
正確には、現総理と幹事長は除きます。
全国党員とは、県議会議員・市議会議員のことです。
県や市の予算・条例などを決定する議員の事を指します。国会議員が国の予算や法律などを決めますよね。それの県・市バージョンです。
全国に散らばっており、県・市議会議員も党の中から選ばれています。別名、地方票とも呼ばれています。
都道府県支部連合会とは、47都道府県に置かれている自民党を取りまとめる拠点のようなもの。
各都道府県ごとに3票持っています。こちらは地方票というより、中枢である国会側の意見に近いと思われます。
立候補にも条件・投票は過半数
自民党なら誰でも立候補できるわけではありません。
立候補には、国会議員20人の推薦が必要となります。そして、投票の過半数を取れたら総裁として選ばれます。
過半数を取れなかった場合は、1位と2位だけの決選投票が行われます。この時の投票は国会議員だけです。
注目すべき点
通常の総裁選では、国会議員票と地方票が同数あることに注目してください。
つまりは、国会の中枢の議員と地方議員の意見の両方を反映するような仕組みになっています。
同じ自民党でも派閥がある
そして、ややこしいのが同じ自民党でも派閥があるという事です。
100人集まれば考え方も100人異なるわけで、だいたいの考えはあっているけど細かいところで違うため派閥が生まれます。同じ自民党でも、二階派、細田派、石破派、菅派、岸田派、無派閥派といろいろな派閥があります。
先程、立候補には国会議員20人の推薦が必要と言いました。
これら派のトップに対し、うまい具合お願いすることで推薦してもらいます。
今回の総裁選を分析してみる
さて、いよいよ今回の総裁選について分析してみましょう。
結果が出るのは9/14ですが、推薦者を見てみると大体のことは分かります。立候補者と推薦人は以下の形になっています。参考サイトに書いてある派閥を書き出しました。
- 菅さんの推薦派閥:
菅派、麻生派、細田派、石原派、竹下派
>> 菅氏推薦人名簿 - 石破さんの推薦派閥:
石破派、無派閥派
>> 石破氏推薦人名簿 - 岸田さんの推薦派閥
推薦:岸田派、無派閥派
>> 岸田氏推薦人名簿
ほうほう。という感じですよね。
ですが、この推薦人名簿は派の代表数名が書いているものであるため、正確な人数までは分かりません。
あくまでも記載されている派閥を書き出しただけですね。
派閥ごとに見てみる
次は派閥ごとに見ていきましょう。以下のサイトから見れます。
>> 自民党党内派閥別所属議員一覧
自民党における派閥の人数を、サイトを参考に書き出します。
つまり、自民党内の派閥ごとの人数ですね。
菅さんの推薦派閥
- 細田派:98人
- 麻生派:55人
- 竹下派:54人
- 二階派:47人
- 石原派:11人
- 無派閥派:?/41人
石破さんの推薦派閥
- 石破派:19人
- 無派閥派:?/41人
岸田さんの推薦派閥
- 岸田派:47人
- 無派閥派:?/41人
おや?何か見えてきましたね。
菅さんの推薦派閥の合計は、無派閥を除くと265名です。
そこにさらに、上記の派閥別議員一覧を探すと、菅グループは9人とあります。
この9人をさらに足すと、274名です。現総理の安部さんや、議会を取り仕切る幹事長の二階さんを除いたとしても272人です。
今回の選挙は緊急
さらに、今回の総裁選は通常の方法でなく、緊急時の採決の仕方を採用しています。
- 【通常】:国会議員(394) + 全国党員(394)
- 【緊急】:国会議員(394) + 都道府県支部連合会(47×3)
緊急時における合計の投票数は535票です。535票の過半数、すなわち268票で総裁が決まるという訳です。
- 過半数票:268票
- 菅さん推薦派閥人数:272人
ということで、もうすでに結果が出てしまっています。
派閥によって動いているため、推薦派閥のメンバー全員が、菅さんに票を入れる可能性はかなり高いでしょう。
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まとめ
次の自民党総裁は菅さん。
の、可能性が高い!