ネット環境を強くする6か条
家のネット環境を強くしたい!ということで、丸一日使って調査した結果を記します。
モバイルルーターとかは除きます。
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家のネット環境強くしたい
気を付けるべき内容は以下です。
- どこかが低速だと、全体も遅くなる
- 無線LANルータにも低速になる原因がある
- 無線LANルータは2.4GHzと5GHzのものがあるが、基本は5GHzで
- 無線LANルータの置き場所で気を付けるのは、高さ・水・障害物
- LANケーブルも意識した方が良い
- IPv6(IPoE)対応にする
基本的な用語
基本的な用語から説明していきます。
こんなこともう知ってるよって方は適当に飛ばしてください。
通信速度の種類
まずは、下りと上りについて。
- 下りの速度:
サイトを見たり、オンラインでゲームしたりする場合は、下り速度が重要になる。自分側にデータを落とすということで、ダウンロード速度と呼んだ方が分かり良いかも。 - 上りの速度:
Youtubeなどでアップロード、生配信する場合に重要視する速度。自分側から、ネット上に送るのでアップロード速度といった方が分かり良いかも。
よく分からんって人は、下り速度だけ見れば間違いないと思います。
お家のネットの仕組み
以下の図を見てください。
例えば、スマホから、サイトAを見ようと思ったっとき、以下のような道を通ります。
スマホ(サイトAのURLにアクセス)
→無線LANルーター
→モデム
→プロバイダ
→インターネット(プロバイダ間通信)
→サイトA
←インターネット(プロバイダ間通信)
←プロバイダ
←モデム
←無線LANルータ
スマホ(サイトAが見れる)
モデムってなんやら?
もしかしたら、家によってモデムが2台あるところがあるかもしれません。
しかし、その場合は大体固定電話に繋がっています。
このモデムという機械は、アナログ信号をデジタル信号に変換する役割を担っています。
例えば、光ケーブルだったら光(アナログ信号)のままではルータには渡せないため(扱うことができないため)、ディジタル信号に変えないといけないわけですね。アナログ信号とデジタル信号の相互変換を行うのがモデムです。なので、固定電話があれば、電話専用のモデムもプラスでつくわけですね。
ただ、光ケーブルだと、光モデム(ONU)の他にも機器を挟む場合もあるみたいです。今回はそちらはの図は省略します。
プロバイダより上では何が起きている?
また、プロバイダより上のインターネット部というのは、プロバイダと別のプロバイダ間の通信をしています。
詳しくは、トロッコ&線路&ゲートで覚える【プロバイダと回線】をご覧ください。
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ネット環境を強くするうえで気を付けたいこと
どこかが低速だと、全体も遅くなる
もう一度先ほどの図を見てみましょう。
赤線で示したところはネットの経路です。
今この経路では1Gpbsの通信速度が出ているとします(bpsの単位は、1秒間あたりに送れるバイト数のこと。これが多いと快適なネットライフを送れる)。
ですが、この経路において、一部でも通信速度が遅くなると、全体の通信速度も遅くなってしまいます。
例えば、プロバイダとインターネット間で30Mbpsになったとします。
すると、最終的に行き着くスマホでも、30Mbpsになっているわけです。
なんで?と思うかもしれませんが、流しそうめんで考えてみれば分かりやすいです。
スタート地点でたくさんそうめんを流したとしても、途中でをそうめんをせき止めたりすれば、最終地点でそうめんはあまり出てきません。このような現象が起きているわけです。
無線LANルータにも低速になる原因がある
また、無線LANルータも何でもよいわけでなく、一度に送信できる容量が決まっています。
そとから1000MGbpsでやってきたとしても、ルータが300Mbpsまでしか対応していなければ全体の速度は300Mbpsになってしまいます。
例えば、業者の方が回線をつないだときに貸し出したルータのままだと、容量に限界がきているかもしれません。
やぎをさん宅の無線LANルータの規格では、
- 2.4GHz:300Mbps
- 5GHz:876GHz
でした。また、他にも同時に何台までつなげられるとか、アンテナがいくつとかあります。余裕を持った規格の無線LANルータを選ぶといいと思います。
また、2.4GHzと5GHzの両方の周波数帯に対応しているルータを選びましょう。周波数帯については次で説明します。
無線LANルータは2.4GHzと5GHzのものがあるが、基本は5GHzで
周波数は2種類ありますが、使うべきは5GHzの方をなるべく使うようにしましょう。
2.4GHz帯は、Bluetoothやラジコンなどで使われている周波数と近く、混線しやすいためです。5GHz帯はなら今のところ無線LAN専用の周波数帯ですので、なるべくこちらを使うように設定しましょう。
また、スマホからWifiの周波数帯を選ぶときは、
- 2.4GHz : Buffalo-G-…
- 5GHz : Buffalo-A…
というように、AかGかで選べますので、Aの方を選ぶようにしましょう。
しかし規格が古いと、2.4GHz帯までしか対応してない場合があります。その場合は、しぶしぶGを選びましょう。
無線LANルータの置き場所で気を付けるのは、高さ・水・障害物
また、無線LANルータの置き場所にも気を付けましょう。
- 家の中心かつ、高い階に置く
- 床から高さ1m以上離す
- 水や電子機器などの障害物をさける
そんな場所ねぇよ!といわれそうですが、なるべく条件に近いところを見つけておいてみましょう。
無線LANルータは、水の周波数と近いため、水場や花瓶では影響されます。また、水分を含む本や本棚にも影響を受けます。試行錯誤してみてください。
LANケーブルも意識した方が良い
また、有線LANケーブルにもこだわってみましょう。
無線LANルータだったら使わなくね?と思うかもしれませんが、モデムとルータをつなぐ際には、有線LANケーブルを使います。このLANケーブルの伝送容量が少ないと、低速化します。
色々ありますが、目安はこんな感じ。
- カテゴリ6以上のものを買う
- 一般で使うなら、UTPケーブルでいい
- ストレートケーブルを買う
UTPにはほかにもSTPというノイズ軽減のためのシールドされたものもありますが、一般家庭では不要かと思います。
また、ケーブルの種類として、ストレートかクロスケーブルがあります。クロスケーブルは、PCとPCをつなぐときに使われるもので、今回は関係ないため、ストレートケーブルで大丈夫です。
IPv6(IPoE)対応にする(光のみかな?)
また、IPv6とIPv4 over IPv6という規格に対応した無線LANルータを選ぶといいでしょう。
こちらはプロバイダでIPv6に対応してないと使えませんが、IPv6とIPv4 over IPv6対応のルータにしたことで、通信速度が速くなったという声もあるため、試す価値あります。
IPv6は遅延が起きにくい仕組みらしいのですが、やぎをさんも良く分かっていません。また分かれば紹介します。
まとめ
家のネット環境を速くするための方法を紹介しました。
細かいことを言えば他にもありそうですが、家の回線が遅いなぁと思ったときは試してみてください。