茶道【茶箱】について

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茶箱について

雪(冬)・月(秋)・花(春)、は季語の始まりともいえる句ですね。
卯の花は夏のことを表しています。卯の花はウツギという花のことらしいです。

雪月花、卯の花は11代目玄々斎によって考案された。
和敬と色紙点前は14代目淡々斎によって考案された。

卯の花点前

伝物ではない。

◎お盆を使う(お盆は綴じ目が自分にくる方が正面)

茶箱の平点前というべき点前。
漆器の扱いが分かりやすくされているため、茶箱を習い始める場合はまずはこれを習得するとよい。
11代目玄々斎が考案し、13代目圓能斎が多少の修正を加え、現在の形になっている

盆に茶箱を載せた状態からスタートする。

花点前

◎花用のお盆を使う
・仕覆を使う
・点前時は、炉の位置(斜めを向く)

雪点前

伝物

・仕覆を使う(茶碗、なつめ、茶杓)
・掛合(かけご、かけごう。中の敷居みたいなやつ)を使う

月点前

伝物

・仕覆を使う(茶碗、なつめ、茶杓)
・掛合(かけご、かけごう。中の敷居みたいなやつ)
◎ウグイス(茶筅をひっかけるピンみたいなやつ)、羽、香合と香
◎器据(きずえ。広げると4枚の敷板になる)

和敬点前

点前が複雑にならないように道具が簡略され、いつでもどこでも点前ができて、誰でも親しみ楽しめるようにと創案された。

◎敷板を使う
・仕覆を使わない
◎拝見がない
◎二碗点てる

色紙点前

13代目圓能斎(えんのうさい)が好んだ御所籠を用いて、14代目淡々斎が創案した点前。
古帛紗が最大限に活用されていて、4枚の古帛紗と茶巾箱を置き合わせた道具の配置がちょうど色紙を散らしたように見えることから名づけられた。

御所籠(ごしょかご)を使って、色紙点前をする。
めっちゃ難しいらしい。

お茶が出されたとき

亭主は、お客さん側に古帛紗を出す(お客さんから見て右側に綴じ目が来るようにする)。
その上に点てたお茶を置く

拝見時

◎お仕舞の際に、拝見が必要なら「お道具の拝見をお願いいたします」という。

◎拝見物
・蓋に載ったなつめ、茶杓
 →古帛紗を使用する
・箱と、箱に入った茶筅筒と茶巾筒(+仕覆(茶碗、なつめ、茶杓))
 →袱紗を使用する

◎拝見の問答の際に、
・なつめの形や塗り
・茶杓のお作、ご銘
・茶筅筒、箱のお塗
・茶巾筒と振り出しのお窯元
(・お仕覆のお裂地)
(・お仕覆のお仕立て)
を聞く。