選挙は【権力の監視】である【補足】
ここでは、
選挙は【権力の監視】である①
選挙は【権力の監視】である②
で説明しきれなかった点について補足で書いていきたいと思います。
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多数決とっているから大丈夫でしょ?
選挙で多数決を取っているから問題ないというのは間違いです。
選挙によって選ばれた者にヒトラーがいます。もう分かりますね。
民主主義の危ないところは、多数決であるがゆえに『人気投票』になりかねない事なんですね。ヒトラーは支持を集めるためにいろいろなパフォーマンスをして市民を惹きつけました。
という訳で、多数決だから大丈夫という考えは甘いわけです。
小選挙区・比例代表って何?
ついでに小選挙区やら比例代表やらも抑えておきましょう。
これらは、
人を選ぶか、政党を選ぶか
の違いです。小選挙区だと誰か1人を多数決で、中選挙区だと上位3~5名を多数決で、比例代表は政党を選びますね。
政党ってなによ
わざわざ政党組む理由は、会議しやすくするためです。
政党は、共通の政治目的を持った人たちの集まりです。ただし、個人で見た場合は気に食わない面もあるでしょう。
それでも政党という抽象的な目的を持った方が得なのです。こうすることで政策を実行しやすくなります。
例えば、方向性の違う個人100人を集めて会議した場合、おそらく何も決まらないでしょう。しかしながら、ある一定の考えを持った100人なら、まだ決まりそうです。そう、党を作るのは会議を通しやすくするためと言えます。
独裁を止める、衆議院と参議院
そして日本では、衆議院と参議院がありますが、このような複雑な構造をとっているのは、独裁をさせないための仕組みと考えれば分かりやすいです。
内閣総理大臣が法案を決め、その法案を衆議院に投げ、そこを通ると次は参議院の中で議論されます
- 第一フィルタ:衆議院
- 第二フィルタ:参議院
そして、この衆議院・参議院のメンバーは、先程の比例代表やた小選挙区・中選挙区で選ばれます。
このようにすることで、個人による独裁を防ぐ効果があります。
一人が血迷って変なことをしそうになっても、まず衆議院で止めれますし、さらに参議院でも止めることができます。
選挙しているって時点で平和でしょ?
次の疑問として、選挙していれば大丈夫という考えです。
実はこれも間違いで、国によっては軍に監視されている状態で投票が行われていたり、
投票用紙にシリアルナンバーを記入することで、投票者と結び付け監視するというやり方がとられています。
つまり、選挙していれば安全であるというのは間違いです。
日本はきちんとした選挙体制になっていますので、今のところは安心して投票できます。
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お金の使い方で国は変わる
補足の最後として、今現在の日本は高齢者優先の政策です。そして、その分、基礎研究などの研究分野にはお金が回っていません。
例えば中国は、この基礎研究費をかなり取っていています。日本はそんなに研究費を回していないため、優秀な研究者たちが海外に行ってしまうそうです。
高齢者問題という点で今を見るのも大事ですが、現在と将来のための研究費も、もう少し割くようになると日本は変わるかもしれませんね。