【資産運用】お金にも働いてもらう~③投資信託編

お金 現社

前回:【資産運用】株式編では、以下のような話が出ました。

  • ネット証券の口座を作る
  • 投資信託:インデックスファンドとアクティブファンド
  • 日本株と米国株

ネット証券の口座を作ることで、銀行の窓口で契約するより手数料が安く、さらにカモられる心配がなくなります。銀行の窓口まで行ってしまうと、その時点で人が介入してしまいます。そのため、ネット証券の口座を作ることが大事でした。

さて、問題は以下の部分です。

株式を買うと言っても、ある会社の株を一つ買って自分で運用していくのではなく、
投資信託させます。投資信託の中のインデックスファンドの米国株にして、日本株のものは避けて運用します。

急に訳の分からない用語がたくさん出てきましたね。一つずつ解説していきましょう。

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投資信託ってなんだ

投資信託とは『専門業者に資金を預け、その専門業者が株などを投資・運用する』ものです。要するに、人に任せるわけですね。
さて、一見危なそうですが、どこに利点があるのでしょうか。

投資信託の何がいいか

投資信託のいいところは、分散投資のものを選ぶと、リスクを分散できるという点です。
いろんな業種の株を買っておくと、ある一方の株価が落ちたとしても、他の株価でカバーできる割合が高くなります。もし、あるひとつの株だけを買ったとすると、その企業の業績が悪くなったりして株価が暴落したらおしまいです。このように複数の株をちょこちょこ買う事でリスクを分散しています。

しかしながら、分散すると管理が大変になります。
アップル、マイクロソフト、マクドナルド…などの上位企業の株を買い、日々売ったり買ったり、割合を変え運用しなければなりません。しかしながら、働いているだけでいっぱいいっぱいな我々にとって、そんなことに時間は避けません。

だから信託するのですね。めんどくさいことを専門家にまかせて、ほっておくだけでお金が少しずつ貯めていこう、というわけです。

インデックスファンド・アクティブファンド

そして、投資信託は運用の仕方によって大きく2種類に分かれます。それがインデックスファンドとアクティブファンドです。

インデックスファンドは、ある市場の動きを表す指数に沿って、自動的に売り買いしてくれます。
一方で、アクティブファンドは、インデックスファンドよりも上になるように目指して、専門家が運用するものです。しかしながら、人が介在する分、手数料が高くつきます。また、アクティブファンドは、インデックスファンドよりも成績が悪いものが大半です。

という事で、素人の我々は、インデックスファンドと書かれたものを選ぶといい訳ですね。
また、投資信託の売買・信託手数料などを合わせて0.5%になっているインデックスファンドを選ぶとよりGoodです。手数料が高いと、元も子もありません。

米国株式がいい理由

さて、投資信託とインデックスファンドが分かってきましたね。
人に資金を託して分散投資してもらい、インデックスファンドで回すという事です。
では、ここでもう一度先ほどの文章を読んでみましょう。

株式を買うと言っても、ある会社の株を一つ買って自分で運用していくのではなく、
投資信託させます。投資信託の中のインデックスファンドの米国株にして、日本株のものは避けて運用します。

日本株ではなく、米国株にしましょうとありますね。
そもそも、なぜ日本と米国でざっくり分かれているかというと、これは分散投資に由来します。

日本株のインデックスファンドであれば、日本企業の中の株(ユニクロ、楽天、ソフトバンクなど)で上位企業の株を複数ちょこちょこ買うということです。
一方で、米国株のインデックスファンドであれば、米国企業(アップル、マイクロソフト、マクドナルド、コカ・コーラなど)の中で、上位企業の株を複数ちょこちょこ買うという事です。

さて、ここまでは同じです。
実は、米国と日本の市場の性格に違いがあります。市場とは、株式を売買できる場所のことです。

株主のため・上場で争いが激しい・規模がデカい

米国株式であると、株主のために企業を回すという思いが根幹にあります。
また、上場しているため、その変動激しいです。たとえば、アップルが上位にいるけど、売り上げが落ちれば、すぐに上位から外れてしまいます。そしてまた、米国株式自体の規模も大きいことが利点です。

一方、日本では株主のためというより、社長のためという思いが根幹にあります。
『会社は誰のため?』聞くと、『社長のため!』と答えるのが日本人です。

また、一度上場してしまうと、なかなか落ちにくいところがあります。そうなると、上場したけど、その後業績が落ちてしまった企業が足を引っ張ることになり、低迷する形になってしまいます。
また、規模も小さいため、投資信託で長期にこつこつ稼ぐというのなら、日本株は避けるべきと言えます。もちろん、リスク分散として、何割か買っておくというのは十分ありでしょう。

日本は禁じ手の増資を行う

また、日本株を避けるべき点に関してもうひとつあります。
それは、米国では禁じ手とされる増資を行うという事です。増資とは、株式総数を増やすという事です。

企業の価値は、株式 × 株式総数でした。
株式総数は基本変わらないのですが、増資すると増えます。しかし、増資したとしても企業の価値は変わりません

例えば企業の価値が10万円として、総株式数が5株だったものを、10株にしたとします。一枚当たり2万円だった株価が、増資後は1万円になってしまいます。このように一枚当たりの株価を下げることを平気で行うのが日本企業です。

これは米国から見れば、株主への侮辱になります。『オメー何勝手に価値を下げてんだ』と言われるわけですね。

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まとめ

さて、今回のまとめです。

ネット証券の口座を作り、 投資信託で、米国株のインデックスファンドを選ぼう

これだけです。

初心者の方は、まずはネット証券を調べてみてください。まずは登録するところから始めてみるのはいかがでしょうか。
ちなみに私は使いやすそうということで、楽天証券の口座にしました。