【正規分布②】すでに知っているかもしれないが説明しておく
前回:【正規分布①】すでに知っているかもしれないが説明しておくの続き。
正規分布の式は積分できないので、このままでは何も求めることができない。
そこで、まずは
また、
スポンサードサーチ
標準正規分布
一般の正規分布は、
だったが、ここで標準正規分布は、
となる。
で、例えば以下の範囲での面積を求めてみようと思う。
式で表すと、
となる。
だが、ここまで持っていたとしても積分はできない。
正規分布表というものがあるで!
積分はできないというのは、正確には不定積分はできないということだ。
つまり、
標準正規分布における値は既に求められており、標準正規分布表に全てが書いてある。
>> 標準正規分布表
上記リンクでは、片側のZいった分だけ求めることができる。
この場合で行くと、
また、
標準は一般ではない
だが、ここまではあくまで
そこで、一般の正規分布を
式で表すと、
ここで
次に
積分範囲
よって、
で結局のところ、以下のように
ここで、(★z)式は、
というわけで、
注意するのは範囲だけ
これで、一般の正規分布に対しても、標準正規分布表から面積(割合)を求められることが分かった。
ただ、注意すべきなのは範囲が変わるということだ。
このzにおける
スポンサードサーチ
正規分布を使った問題
正規分布はこんな風に使うんやで、ってことで例題を解いてみよう。
(1)75点の人は何番か
(2)20000番目の人は何点か
(1)の解説
とりあえずこの正規分布を図で表すと以下のようになる。
で、この試験の受験者は30000人である。
(1)の75点の人は何番かというのは、全体の数が分かっていて、75点までの割合が分かれば求まりそうだ。というわけで、標準化変換をかましていく。
ちなみに、標準正規分布表を見てみると、0.3023と分かる。
ただ、この0.3023というのは平均である63.6点から75点の範囲なので、0点から63.6点までも考慮する必要がある。
0点から63.6点までは正規分布全体のうちの半分なので0.5となる。よって、
求めたいことは75点の人は何位になるかということなので、
で、ここで求めた順位はおしりから数えたものになるので、全体から24069を引くと、5931となる。よって(1)の答えは5931番となる。
また、正規分布表から求めた値より0.0007分大きいことを考慮して、24069番より大きいと考え、24070番と治して5930番と求めてもいい。
(2)の解説
20000番目の人を考える前に、15000番目の人の点数は63.6点付近であることを思い出そう。

でちょっとややこしいのが、63.6点付近より点数が高くなると順位は小さくなるので14999以下になる。そして問題となっている『20000番目の人が何点か』ということは、平均点63.6点より低いことが分かる。そこに注意して求めてみよう。
ただ、求める割合は変わらない。20000/30000 = 0.666…となり。半分の0.5を引くと、0.166…となり、この値を標準正規分布表で逆に0.1666…に近い値を探す。すると、
標準化変換の式で、普通はzを求めるが、今回はxについて解いていく。
すると、
で、5000番目の人であればこれが答えなのだが、今求めたいのは20000番目の点数である。平均戸の差分は69.362-63.6 = 5.762点となる。よって、この平均からこの点数分低い時が20000番目に値する人なので、63.6-5.762 = 57.838点となる。で実際の点数に治すと58点となる。
だが、標準正規分布表から逆算した際に、少し小さい値を選んだため57点でも良い。
まとめ
今回は正規分布の具体的な求め方を解説した。
重要なことは標準正規分布表と標準化変換だ。とりあえず、これを覚えておけばいい思う。