稽古前要チェック:濃茶でのやり取り
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濃茶でのやり取り
濃茶で話す内容についてまとめてみました。
稽古前にさっと復習して、稽古に挑みましょう!
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稽古前要チェック!茶杓の御銘(ごめい)
正客が一口飲んだ時
亭主『おふく加減はいかかでしょうか?』
正客『結構でございます』
次客が一口飲んだ時
・茶名→お菓子の銘、で聴くのが良いらしい。
(先生によっては逆になるかも)
正客『茶銘は?』(濃茶で使っているお茶名のこと)
亭主『~です』(例:金隣、千寿昔(ちずむかし)です)
正客『おつめ元は?』(お茶を製造したところ、でいいと思います)
亭主『~です』(例:伊藤園、北川半兵衛(きたがわはんべえ)です)
正客『前席では大変結構なお菓子をありがとうございました。お菓子の御銘は?』
(濃茶があるということは茶事を想定している。茶事の場合、濃茶の前に主菓子をいただくため、濃茶の問答の時に聞く。)
亭主『~です』(桜饅頭です)
正客『ご製は?』(どこで買いましたか?という意味)
亭主『~でございます』(例:お素麺屋、栄山堂(えいざんどう)でございます)
総礼二回目(お茶碗が亭主に戻ってきたとき?)
正客『楽とお見受けしましたが、お作は?』
(ややこしいですが、作者のことです。御銘ではありません)
(※また、亭主は手を止めずに、質問に答えましょう。)
亭主『松楽(しょうらく)でございます』
正客『御銘は?』
亭主『~です』(例:春の野でございます)
おしまい後に水差しの蓋を閉めたとき
正客『お茶入れ、お茶杓、お士覆(おしふく)の拝見をお願い致します』
(お士覆はお茶入れを入れている巾着袋みたいな道具のことです)
亭主:軽く礼をする
拝見時のあいさつのとき
正客『ありがとうございました』礼をする
亭主 (亭主も礼をする)
(お茶入れ)
正客『お茶入れは?』(お茶入れのお窯元は?ときいてもいいかも)
亭主『瀬戸(せと)でございます』(形が分からなければ、お形は?と聞いてもいい)
(茶杓)
正客:『お茶杓のお作は?』
亭主:『坐忘斎 お家元(ざぼうさい おいえもと)でございます。』
正客:『御銘は?』
亭主:『和敬(わけい)でございます』
(お士覆)
正客:『お仕覆のお裂地(おきれじ)は?』(生地のデザイン、模様のことです)
亭主:『波状紋 ~金襴でございます』
正客:『お仕立ては?』
亭主:『友湖(ゆうこ)でございます』(土田友湖、袋師のこと。作者を聞いていると思えばいいと思います)
(最後)
正客・亭主:『ありがとうございました』