【Tips】海を渡るカルヴァン派:ピューリタン
プロテスタントといえば、ルター!!
と出てくる方は多いと思いますが、カルヴァン派も重要なので押さえておきましょう。
アメリカに渡ってきた人たちは実はこの、カルヴァン派の人たちです。
ということで見ていきましょう。
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カルヴァン派って何だ?
カルヴァン派とは、スイスのカルヴァンが唱えた予定説を信じる方々の事です。
ざっくりまとめると、
- しっかり仕事全うしたら天国行けるよ
- お金貯めていいよ!
です。特に最後の『お金貯めて良い』というのが市民に受け入れられました。
というのも、キリスト教では『清貧(せいひん)』を重要視しており、意味としてはお金が無くても清らかに生きましょうという事です。
そのため、仕事などで儲けたお金は教会に寄付しましょうという考え方が一般だったわけですね。
そこでカルヴァンは市民が納得するような形で予定説を唱えたと思われます。
というものの、その当時は贖宥状が販売されていて、お金で天国に行けると勘違いされていたところもありました。
カルヴァンは、『そんなことをしなくても、神様がもうすでに決めていて、天国に行くためには仕事頑張るといいよ』と唱えたわけです。そして、さらに『お金も貯めて良い』とも言いました。そのため市民や商人にかなり受け入れらました。
さて、スイスで生まれたカルヴァン派の考え方ですが、国によって呼び方が変わります。
- イギリス:ピューリタン
- フランス:ユグノー
このピューリタンは、後にイギリスから追い出される時にアメリカ大陸を渡ります。海を渡ったピューリタンはピルグリム・ファーザーズ(1620年)と呼ばれます。