【ラテン語】と【古代ローマ】と【キリスト教】
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ラテン語ってそういえば何?
ラテン語は古代ローマの公用語です。
古代ローマは一般的には共和制ローマの前のローマの事をさします。
以下の参考記事では共和制から始まっていますが、その前の時代という事ですね。
参考:【ローマ】共和制から神聖が無くなるまで
なぜラテン語と呼ぶかというと、ラテン人によってローマが形成されていたからです。
そしてヨーロッパ中に広まったキリスト教の聖書も、ラテン語で書かれていました。
参考文献:会計の世界史
格式高いと呼ばれるようになったラテン語
当時のローマでキリスト教とセットでラテン語が使われていたという事は、すなわちヨーロッパ中にラテン語が広まります。
事実、ラテン語を元としてイタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などが生まれました。
ですが、その言語が生まれてもしばらくはラテン語が使われていました。聖職者や学者がこのラテン語を好んで使っていたからです。
市民の間では砕けたイタリア語などが流行っていたのですが、聖書や偉い人が使う言葉はラテン語です。
市民にとってラテン語は何が何だか分からなくなってきました。
そのため、ラテン語はいつしか格式高い言語と呼ばれるようになっていきます。
ラテン・アメリカとは?
大航海時代を思い出しましょう。
参考①:コショウの旅から【新大陸】と【侵略】
参考②:【補足】銃・病原菌・鉄のお話
スペインがアメリカ大陸を侵略する時代ですが、その頃のスペインではラテン語が使われていました。
そのため、アメリカ大陸で侵略した土地でラテン語が広まり、いつしかラテン・アメリカと呼ばれるようになったわけですね。
そしてスペインは敬虔なカトリックの国です(カトリックはキリスト教の宗派)。先ほども言ったように、聖書にはラテン語が使われていました。
そのためスペインでは、好んでラテン語を使う人が多かったと言えますね。
ラテン語の例
最後に身近に目にするラテン語を見ていきましょう。
- No.:Numeroの略
- am/pm:ante/post meridiemの略
- &:ラテン語のet
- @:adの合字
個人的には@の意味に驚きました。
まとめ
今回の内容をまとめると、
- ラテン語とローマとキリスト教は密接である
- ラテン・アメリカとは、ラテン語を使っていたスペインが侵略したことで誕生
ちなみに、現在ラテン語を公用語としているのは、カトリックの信者が多く集まるバチカン市国です。これもついでに覚えておきましょう。
参考文献:会計の世界史