掛け算を速くする【②インド式計算】

数学

この動画は以下を参考にしている

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インド式計算

インド式計算のあれこれを紹介する。
2桁同士の掛け算で使える。なお、2桁×1桁の計算は、【①基本編】を参照してほしい。
十の位が同じ

十の位が同じとき

十の位が同じで、一の位が足して10のとき。
十の位が同じで、一の位が足して10にならないときで分けることができる。

一の位が足して10になる

また、さらなる応用編として、一の位が足して10になるときにも同じように使える。
つまり、〇△×〇□における計算で、△+□=10のときに使えるわけだ。

例えば、24×26のとき(一の位は4+6で足して10である)
十の位は2×(2+1)=6
一の位は4×6=20となり、620である。

77×73では、
7×(7+1)=56
7×3=21であり、答えは5621となる。

43×47では、
4×(4+1)=20
3×7=21となり、2021である。

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一の位が足して10にならないとき

一の位が足して10にならないときに関して、十の位が1であるときとそれ以外の時で考える。

一の位が足して10にならないとき、十の位は1

一の位が足して10にならないときはどうすべきか。
まずは十の位が1の時でのみ考える。まずは、キーワードは全足し・後ろ掛けである。

16×13であれば、2項目の13の一の位である3に注目する。
3を軸に、3+16=19(全足し)、そして16一の位である6と3をかけて(後ろ掛け)、18となる。
そして、18の十の位である1を19に足してあげて、答えは208となる

同じ様に19×17では、
7に注目して、全足しは7+19=26、後ろ掛けは7×9=63。6を26に足してあげて、32。
よって、323となる

一の位が足して10にならないときで、十の位は1以外

次に、一の位が足して10にならないときて、十の位は1以外の時を考える。
キーワードは全足し・前掛け・後ろ掛けである。

32×39
9に注目して、全足しである9+32は41、
次に41に39の3を掛けると、41×3=123となる。これは前掛けである
最後に、後ろ掛けである9×3をすると18で、繰り上がりは1なので、123+1=124、よって
1248となる

73×79では、
9に注目して、9+73=82:全足し
82に79の7をかけると、82×7=574:前掛け
最後に9×3=27:後ろ掛け
繰り上がりは574の4に、27の2を加えて、576となる。
よって、5767

89×83では、
3+89=92:全足し
92×8=736:前掛け
3×9=27:後ろ掛け
736+2=738:繰り上げ
よって、7387

一の位が同じとき、10の位の合計が10

一の位が同じとき、十の位の合計が10を考える。
すなわち、前の逆パターンである。

キーワードは、『十同士掛け算、それにキーとなる一の位の加算。一の位同士掛け算を並べる』
である。

72×32
7×3=21:十の位同士の掛算
21に2を加えて23:キーになる一の位の数の加算
最後に2×2計算して4:一の位同士の掛算
合わせて、2304となる

84×24では
8×2=16:十の位同士の掛算
16+4=20:キーとなる一の位の加算
4×4=16:一の位同士の掛け算
2016

97×17では、
9×1=9:十の位同士の計算
9+7=16:キーとなる一の位の加算
7×7=49:一の位同士の掛け算
よって、1649

次への架け橋

次はインド式計算方法を一般化した超インド式計算について
>>掛け算を速くする【③超インド式計算】