掛け算を速くする【③超インド式計算】
この記事は以下を参考にしている。
一般的に知られているインド式計算方法はこちら
>>掛け算を速くする【②インド式計算】
そもそも、掛け算のコツが分からない方はこちら
>>かけ算を速くする【①基本編】
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超インド式計算
超インド式は、どんな計算でも使えるものになっている。
インド式では特定の場合のみ仕えたが、今回はどんな場合でもいける。とりあえず、2桁×2桁の計算ができる事をめざす。
理論
たとえば、27×69の計算は、以下のように置き換えることができる。
展開すると、
となるが、整理して
ここで$x=10$を入れれば、27×69の計算ができる事が分かる。
また、$x^2 = 100 $になる。つまり、位ごとに計算して足してやる、というのが超インド式の肝になる。
理論2
もう少し詳しく見ていこう。
- $a_{10}, b_{10}$を10の位の変数とする(ただし、取りうる範囲は0~9)
- おなじく、$a_{1}, b_{1}$を1の位の変数とする(ただし、取りうる範囲は0~9)
先程と同様に因数分解の式で表すと、
となる。展開して
となる。
$x^2$の項に注目すると、$a_{10} \times b_{10}$となっている。
添え字に注目すると、10の位×10の位=100の位を意味する。すなわち、100の位に$a_{10}\times b_{10}$を書けばよいことが分かる。例えばその答えが21になったら、百の位に1を、2は繰り上がりとして千の位に来る訳だ。
次に$x$の項に注目する。
$a_{10}\times b_{1}$や$a_{1} \times b_{10}$となっており、同じく添え字に注目する。
すると、10の位×1の位=10の位であり、答えは10の位に書くことになる。例えばその答えが32であれば、十の位に2を、3は繰り上がりとして百の位に行くわけだ。
そして、最後に$x$の項がない$a_1 \times b_1$である。
言わずもがな、一の位に答えを書けばいい。例えば、その答えが45であれば5が一の位、4が10の位の繰り上がるという訳だ。
実際に解いていく
①46×72
百の位は4×7で28、
十の位は(6×7)+(4×2)=50
ここまでの繰り上がりは、
>2800+500=3300(←覚えておく)
一の位は6×2で12
よって先ほどの3300に12を加えて、3312となる。
②57×79
百の位は5×7で35、
十の位は(7×7)+(5×9)=94、
ここまでの繰り上がりは、
>3500+940=4440(←覚えておく)
一の位は7×9=63
よって4440に63を加えて、4503となる。
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3桁同士の掛け算
同様にして3桁同士の掛け算にも適用できる。
同じ様に100の位まで考えたとして、
となるが、展開して、
$x^4$は一万の位、$x^3$は千の位、$x^2$は百の位、$x$は十の位、何もない係数は一の位を表す。
桁上がりに関しては同様である。
3桁の掛け算を実際に解いてみる
実際に解いてみるがかなりややこしいので、実践で使えるかどうかは怪しいところ。
①123×568
一万の位
>1×5=5で、十万・一万の位は05となる
千の位
>(1×6)+(2×5)+=16で一万・千の位は16となる
足すと50000+16000=66000となる
百の位
>(1×8)+(2×6)+(3×5)=35で、千の位・百の位は35となる
足すと、66000+3500=69500
十の位
>(2×8)+(3×6)=34で、百の位・十の位は36となる
足すと、69500+340=69840
一の位
>3×8=24となり、十の位・一の位は24となる
足して、69840+24=69864
あと一問ぐらいやっておこう。
②562×473
一万の位
>20
千の位
>(5×7)+(6×4)=59
ここまで足すと、259000
百の位
>(5×3)+(6×7)+(2×4)=65
ここまで足すと、259000+6500=265500
十の位
>(6×3)+(2×7)=32
ここまで足すと、265500+320=265820
一の位
>6
足すと、265820+6=265826となる
ここまで見てきた方ならわかると思うが、慣れるにはかなり時間がかかる。
しっかりと鍛錬を積んでくれ。。。
まとめ
超インド式計算方法について説明した。
同じ位のものを掛け算して和を取ることが肝になる。
暇があったら覚えてみてほしい。