聖なるお酒【ワイン】の話①歴史編

現社

グローバル化が進んでいる現代において、ワインほど特別なお酒はありません。

なぜ特別なのかというと、ひとつはキリストから認められたということ、もう一つは資産として蓄えられているという事です。
ワインを飲む人も飲まない人も、教養としてざっと見てみて下さい。
読んだ後はきっと、リカーワールド華にいってワインを買っています。

教養としてのワイン

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ワインの始まり

ワインはブドウからできるのですが、このブドウの良かった点は、痩せた土地でも育つという事です。

他の食物が育たない中でも、ブドウなら育つというのが魅力的です。
ワインが広まったポイントは以下です。

  • ブドウがやせた土地でも育つ
  • カエサルによってブドウが広がる
  • キリストの『ワインは私の血である』から、ワインが聖なるお酒として広まる

紀元前3000年のエジプトに描かれていた?

ワインの始まりはメソポタミア文明のどこか、イラクかグルジアなど発祥は不明ですが、証拠として残っているのは紀元前3000年の頃のピラミッドの壁画です。
壁画によるとその時代で、ブドウを栽培し、葡萄酒が飲まれていました。

また、ギリシャ神話においても葡萄酒の神としてディオニューリスがいました。ギリシャ神話はキリスト教などの一神教とは違い多神教です。
つまり、それぞれある特徴を持った神々がいたという訳です。葡萄酒の神がいるほど、ワインが浸透していた証拠とも言えます。。

ヨーロッパに広めたのはカエサル

そして、カエサルがいたローマの時代では、カエサルが制圧した土地にブドウを栽培するようになります。やせた土地でも栽培できたので、カエサルの制圧範囲と共に一気に広がってきました。

ローマ帝国でキリスト教が国教となる

イエス・キリストがいたローマの時代、最後の晩餐において、
キリストが『ワインは私の血である』と言ったあたりから、ワインは聖なる酒として認定されます。

そしてしばらくして、ローマ帝国でキリスト教が国教となりました。
このようにして、『聖なるお酒:ワイン』はヨーロッパ中を駆け巡っていきます。

ここまでの参考記事

【ローマ帝国の誕生】尊厳者:アウグストゥスが生まれるまで

結局【レオナルド・ダ・ヴィンチ】って何がすごい?

ローマの基礎となった【キリスト教の国教化】

このようにして、ワインはキリスト教とセットで広まることになります。

財産となるワイン

さて、18世紀ごろになると、コルク栓が発明されます。
すると、ワインを瓶で保存することができるようになりました。

今までは樽で保存していたのですが、コルク栓と瓶によって、王侯貴族の中でワインを財産として所有するようになります。

ワインは、長期で置いておくと価値が出てくるものがほとんどです。
ワインを長期で保存することで、時間が経つことで価値が上がっているわけですね。このようにワインは、金塊を保有するのと同じような価値を見出すようになります。

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まとめ

ワインの歴史

  • ブドウがやせた土地でも育つ
  • カエサルによってブドウが広がる
  • キリストの『ワインは私の血である』から、ワインが聖なるお酒

そして、その後コルク栓の発明によって、ワインが財産の一部として所有されるようになります。
この後19世紀ごろになると、『フランスと言えばワインでしょ?』と言われる出来事が起きるのですが、それはまた次回にしましょう。
次回: >>聖なるお酒【ワイン】の話②実践編

参考文献

ワインの歴史
フランスとアメリカのワイン
ルディー事件
教養としてのワイン